濱コンなどのイベント企画を行う「DAS」(東希望が丘)の代表取締役 小川 真輔さん 善部町在住 30歳
横浜の魅力つくる設計士
○…地域活性化イベントとして全国的に開催されている「街コン」。飲食店を巡りながら、男女の出会いを生み出す大規模なコンパだ。その中でも先駆けと言えるのが、横浜地区の「濱コン」。12月1日に関内で開催された同イベントは約1200人の男女が参加し、盛況を見せた。その仕掛人は弱冠30歳の若手社長。「濱コンは一つのイベントに過ぎない。横浜の魅力をもっと発信したい」
○…先日開催された濱コンでは、初となる試みとして、参加者にICチップ入りのリストバンドを配布。スマートフォンのアプリと連携することで空席情報をリアルタイムでわかるようにした。「コンパは時間との勝負。これからはこの形がスタンダードになると思います」。定番化してきたイベントにもさらに磨きをかけ、新しい要素を加える。
○…善部小、南希望が丘中出身。父親の仕事の関係で国内外を転々としたが、地元・横浜は特に思い入れのある街。昨年の東日本大震災は地元意識をさらに高めた。「お酒を飲みながら、『街を盛り上げたいね』って話してて。育ててもらった地元のために何かしたかった」。そんな小さな正義感から、幼なじみで現・取締役の渡邉大輔さんと、既に宇都宮で開催されていた「宮コン」を横浜で開催することに。今でこそ名の知れた「街コン」だが、濱コンが始まった昨年当時は今ほど知名度は高くなかったという。合コンというイメージに抵抗を見せる商店主もいたが、1軒1軒、直談判。徐々に実績を見せ、今年1月に会社を設立させた。
○…大きな夢を持つ。それは「大学をつくること」。「未来の起業家を育てたい。そのためには自分がいろんなことを経験しないと」。起業して1年。「大変」と言葉を漏らすが、それ以上にやりたいことができる日々に充実を感じている。現在も1月に控えるイベントに向け調整を進めている最中。次々と設計していくアイデアに期待がかかる。
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