児童数の減少により、市立左近山小高、左近山第一、左近山第二小学校の3校が統合され、左近山小学校(地口朝美(ともみ)校長)として4月1日、開校した。同日には開校式が開かれ、濱陽太郎旭区長や市・県会議員、地域住民、関係者らも出席し、開校を祝った。
左近山小の校舎は2014年度までは旧小高小が使用され、15年度からは旧第一小が使用される。3校は昨年の時点で6〜11学級の状態にあり、学校によってはクラス替えができないケースも。今回の統合により、児童数は708人、24学級(うち4学級は個別支援学級)になった。
開校式では体育館いっぱいに児童が整列。小規模校対策検討委員会の林重克委員長は「3校の歴史を引き継ぐとともに、地域の小学校として新たな歴史をつくってほしい」とあいさつ。最後は横浜市歌を斉唱し、新たなスタートを切った。
地域の高齢化や若年層の減少などから長く小規模校の状態にあった3校。11年には同委員会が発足し、左近山小開校の準備を進めてきた。
3校では昨年から、児童間で交流を深めてもらおうと、合同遠足や学年ごとに交流会を開くなどしてきた。また、統合により課題とされてきたのが通学路の問題。場所によっては30分以上かかる児童もいることから、通学路に慣れてもらうために、4月の1カ月間は集団登校を行うという。地口校長は「はじめは戸惑いもあるかもしれないが、新しい環境で児童も成長すると思う。地域の方々にも、さらに学校に入り込んでもらいたい」と話している。
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