県立旭高校=下川井町=演劇部の生徒3人が7月16・17日、市立笹野台小学校で非行防止を訴える寸劇を行った。同部の部員は3年生の3人だけ。3人にとって高校最後の舞台になったのと同時に、同校演劇部の歴史に一度幕が下ろされた。
劇が行われたのは2012年以来となる2回目。「考えよう、やっていいこと、わるいこと」をテーマに、友だちに誘われて万引きをしてしまう様子を演じた。ナレーション、誘われて万引きしてしまう子、誘う子、警察官など役割を分担。劇の合間には「万引きしたら親はどう思うかな」などと、児童に問い掛ける場面も見られた。
劇中、児童らは熱心に聞き入り、最後に「万引きは悪い事と分かった人」「やらないと約束してくれる人」と投げかけられた質問には、全員が挙手。3人に対し、大きな拍手と「ありがとうございました」のあいさつが送られた。
一昨年の文化祭以来
昨夏、上級生が卒業後、部員は2人に。昨秋の文化祭では発表できず、一昨年の文化祭以来の舞台。部長の金子泰弘君は「普通の舞台とは違って反応がダイレクトでよかった。部員がいなくて大会とかは出れなかったけど、いい機会だった」と振り返った。永井匠君は「楽しかった。自分が思っているような回答が来なくて、逆にやりがいがあった」と話し、今回の劇のために入部した東海星君は「簡単だと思ってたけど、難しかった」と話した。
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