2003年から05年にかけて旭区長を務めた岸本孝男さんが7月23日、ほほえみの郷・東戸塚=戸塚区=で福祉をテーマにした講演会を行った。
岸本さんは第14代・旭区長を務め、その後、横浜市衛生局長、市こども青少年局長などを歴任。現在は重症心身障害児者の支援を行う「横浜療育医療センター」などを運営する社会福祉法人・十愛療育会=市沢町=の理事長を務める。
市職員時代の話を交えつつ、子育て支援や障害福祉などをテーマに話を展開。障害には「物理的」「制度」「心」の壁があるとし、「心の壁をいかに低くしていくかが大切」と指摘。「障害者の社会参加において、重要なこと。知らないものに対する恐れから偏見につながることもある」といい、障害に対する正しい理解と地域で支援を行うことの重要性を訴えた。
岸本さんは、現在は港南区で予定されている重症心身障害児者施設の計画にも携わっている。同施設ではユニットケアを取り入れる予定で、実現されれば日本初となる。
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