横浜市内の小中学生による「よこはま子ども国際平和スピーチコンテスト」が7月29、30日に西公会堂で行われ、希望が丘中学校の土肥千夏さん(3年)が市長賞を受賞した。土肥さんはコンビニの廃棄処分に着眼し、世界の食糧問題について訴えた。
子どもたちが国際平和について思いを発信する同コンテスト。市内約5万3千人の児童・生徒が予選会に参加し、各区小学校の代表・事務局審査通過者19人、各区中学校の代表18人が本選に出場した。
スピーチのテーマは「国際平和のために、今自分にできること」。土肥さんはコンビニの売れ残りによる廃棄処分に注目し、世界の食糧問題について言及。母親からコンビニの廃棄処分の話を聞いた土肥さんは、インターネットで年間の廃棄量などを調査した。日本では毎日大量の食物が処分されているにも関わらず、世界では毎日4万人が餓死している現状を知ったという。その中で、食物を大切にすることやエコバッグの利用など、すぐに自分にできることを考えた。土肥さんは「今までは遠い世界の話だと思っていたけど、自分にできることもある。些細なことでも一人ひとりが意識を高めることが大切だと感じた」と話す。
表現にも工夫
演劇部部長を務める土肥さんは、話し方など表現方法にも工夫を見せた。「国際平和」という幅広いテーマを他人事(ひとごと)ではなく、一人ひとりに考えてもらいたいと、呼びかける表現を盛り込んだという。顧問の泉山友子教諭は「物事を着実・丁寧に行う生徒。表現力が豊かで、人の心をつかむのが上手」と評する。
コンテストを通して、ニュースに敏感になったという土肥さん。「すぐに行動することは難しいけど、少し意識することで行動につながると思う。小さなことを積み重ねていきたい」と意識を高めている。
市長賞に選ばれた土肥さんを含めた4人は、「よこはま子どもピースメッセンジャー」として、10月下旬にニューヨークの国際連合本部を訪問する。国連事務総長などとの会談を予定している。
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