第39回神奈川県中学校バスケットボール新人大会が1月9日から23日まで開催され、女子の部で鶴ケ峯中学校が優勝、旭北中学校が準優勝を果たした。決勝戦は、旭区内にある学校同士が戦う白熱した試合となった。
決勝戦は、鶴ケ峯中が旭北中を51対33で破り、栄冠を手にした。鶴ケ峯の志方凛主将(中2)は「今までやってきた努力が無駄ではなかったということが証明できた。(顧問の)高砂先生の笑顔が見られてよかった」と優勝の瞬間を話した。試合内容については「途中、追いつかれそうになった場面もあったが、自分たちのペースを崩さずに試合が運べた」と振り返った。また、周囲からの応援についても「感謝しています。応援していただいている中で、今後も目標を達成したい」と笑顔を見せた。同部顧問の高砂裕一教諭も「最後まで気が抜けない試合だった。試合はこちらのペースで冷静にプレーできたと思う」と決勝を語った。
敗れた旭北の山下郁花(ふみか)部長(中2)は「決勝では負けたけど、大会全体を振り返ったら頑張れていたと思う」と感想を述べた。また、「大会前の目標はベスト4に入ることだった。決勝では負けたが、ここまでの成績を残せてうれしい」と話すのは同部の岩村菜々主将(中2)。両校とも、持てる力を出し尽くした決勝戦となった。
旭区内で切磋琢磨
鶴ケ峯と旭北の組み合わせは、因縁の一戦と呼んでも過言ではなかった。両校は、昨年9月の区大会決勝、10月に行われたブロック大会の決勝と、これまで2度に渡り優勝を争い、熱戦を繰り広げてきた。過去2戦はどちらとも鶴ケ峯が勝利。今大会は旭北にとっては何が何でも勝ちたい一戦、鶴ケ峯にとっても負けられない注目の試合だった。
同じ旭区の中に、県大会の決勝で戦うような強敵がいることについて「区内には強豪校が多い。生徒にとっては非常に成長できる環境だと思う」と鶴ケ峯の高砂教諭。また、旭北の顧問を務める森川直子教諭も「お互いに切磋琢磨できる環境。身近な存在は常に意識している」と話した。区内にいるライバルの存在が、両校の実力を相乗効果で引き揚げている。
気持ちは次の目標へ
同大会が終了した今、両校ともすでに次の目標に向かって練習を始めている。どちらも次の目標は5月に控える春の市大会だ。鶴ケ峯の志方主将は「日ごろから試合をイメージした練習をしていきたい。今後のチームとしての目標は関東で1番になること」と意気込む。また旭北の岩村主将も「弱点を改善して、春の大会も頑張りたい」と言葉に熱を込めた。
旭区・瀬谷区版のトップニュース最新6件
|
|
|
|
|
|
|
<PR>