幼少期から過ごした地元・二俣川で映画を―。万騎が原小・中出身の二ノ宮隆太郎監督の映画「枝葉のこと」が現在、劇場で公開されている。
作品の舞台は二俣川。主人公の男が幼少期に、母親代わりとして世話になった、病にかかった友人の母親に会いに行くことを決めてからの数日間を描いた作品だ。
二ノ宮監督は鎌倉市出身。幼稚園時代に二俣川へ引っ越し、二俣川で育った。同作では自身が主演、実の父親も本人役で出演。撮影は二俣川銀座商店街や、万騎が原にある実家などで行われた。二ノ宮監督は「旭区で育った一人の男の物語。観た人の心に何か引っ掛かることがあれば」と話す。
世界からも注目
同作は昨年、ロカルノ国際映画祭の新鋭監督コンペティション部門に長編作品では日本映画から唯一出品。カンヌ、ベルリン、ヴェネツィアの世界三大映画祭に次ぐ同祭は若手監督の登竜門とも言われ、世界各国からも注目を浴びた。
地元の印象を「坂の多いまち。大池公園ではよく遊んだ」と話す一方、駅南口の開発などを目にして「まさかこんなに都会のようになるとは」と驚く二ノ宮監督。「これからいろんな場所で作品を撮ると思うけど、きっと地元に戻って来るかな」と地元への愛着を見せる。
「枝葉のこと」はシアター・イメージフォーラム(東京都渋谷区)で公開中。期間は6月8日(金)まで(延長の場合も有り)。
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