踏切を無くし交通渋滞解消を目指す、「(仮称)相模鉄道本線(鶴ヶ峰駅付近)連続立体交差事業」。横浜市は同事業に関してこのほど、市環境影響評価条例に基づく「計画段階配慮書」を作成。事業化へ向けた、本格的な手続きが始まった。「計画段階配慮書」は9月25日(火)から、旭区役所などで縦覧される予定だ。
同事業は2016年3月に、京急線「鶴見市場駅周辺」など、市内5区間の候補の中から次に行う事業区間として選定された。今年1月には、交差方式が「地下化」に決定。事業区間の延長は約2・7Km、総事業費は約740億円。2023年に着工、33年度末までの完成を目指している。
市が作成した「計画段階配慮書」は環境への負荷を軽減するため、地形・気候・動植物の営巣など、市の定める配慮事項に関して事前にまとめられたもの。旭区役所区政推進課や市環境創造局環境影響評価課で9月25日から10月9日(火)まで縦覧される予定だ。
踏切10カ所を除却
今回の事業区間には、鶴ヶ峰駅そばの鶴ヶ峰2号踏切を含め、ピーク時に1時間あたり40分以上遮断している「開かずの踏切」が5カ所ある。踏切周辺では、朝夕を中心に慢性的な渋滞が発生。また、消防車や救急車の通行の妨げになるケースもあり、迅速な対応が求められてきた。事業完了後、「開かずの踏切」5カ所を含め、10カ所の踏切が無くなり、交通渋滞の解消が期待されている。鶴ヶ峰駅北口地区再開発協議会の安藤公一理事長は「一日も早く事業を実現してもらいたい。また、主体性をもって、北口の再開発も進めていきたい」と話す。
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