併設型小学校・中学校として連携する「旭中学校ブロック」(旭中学校・中沢小学校)がこのほど、横浜市教育委員会が選定する「令和元年度優秀教育実践校」として表彰。共通した授業の取り組みなどによる成果が評価された。
同表彰は、学校教育で優れた取り組みを組織一丸で行った市立学校を市教委が選定。小・中・高等・特別支援・義務教育学校の全510校から、今年度は旭中学校(加藤裕之校長、生徒数310人)と中沢小学校(小倉克彦校長、児童数733人)を含む9校が受賞した。3月3日に表彰式が予定されていたが、新型コロナウイルス感染症拡大の影響で中止に。12日に市教委から教育長代理が旭中を訪問し、両校長に表彰状を手渡した。
1中1小の併設型へ
「併設型小学校・中学校」は、市が2017年度から進める小中一貫教育制度。同制度では校名は変更せず、校長は小中各校に置かれる。また、より柔軟に教育カリキュラムが編成できるほか、独自の教科を設定していくことも可能だ。
旭中学校ブロックは1中1小のモデル校として、17年度から区内で唯一指定。市全体では3月末現在で、5ブロックが指定されている。
共通授業と地域連携
旭中と中沢小では指定後から小中全職員で合同の研修会を重ね、両校の児童生徒の特性に沿った「共通授業コンセプト」を作成。全児童・生徒が授業に興味を持ち参加できることを目指し、小グループ(ペア)での学習や話し合い、振り返りなど、両校で授業づくりの方向性を共有してきた。この結果、全市一斉の学力・学習状況調査で「授業が分かる」と答えた児童生徒が増加した。
また、18年度からは地域と両校で合同の防災訓練を同日に実施。地域住民と児童生徒が協力し、学校を会場に避難所を開設するなど世代を超えた連携を図り、子どもたちに地域の一員としての意識を育てている。
今回の表彰を受け、中沢小の小倉校長は「”授業で学校をつくる”をテーマに、全職員で地道に取り組んできた。中学1年生に進級した子が、授業で伸び伸び話していると聞いてうれしい」と喜ぶ。また、旭中の加藤校長は「小中が同じ方向を目指し取り組んでいる。保護者と地域に支えられ今後も児童生徒のために充実した取り組みをしたい」と話していた。
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