ニコライズアンサンブル(鶴ヶ峰地区町内会連合会鼓笛隊・綾野弘二代表)はこのほど、リモート環境で制作したパレード動画をインターネットで公開した。出演予定のイベントがコロナ禍で軒並み中止となり、「この状況でもできる形で音楽を」と企画された。
同団体は小学生を中心に、鶴ヶ峰地区町内会連合会館を拠点に活動するマーチングバンド。1961年に鶴ヶ峰自治会内で発足し、76年には同町内会連合会内の団体となった。50年以上にわたって活動を続け、旭ふれあい区民まつりをはじめ区内外のイベントで活躍している。
年間を通じてさまざまなイベントに出演してきた中で、毎年参加していたイベントの一つが5月の「ザよこはまパレード」。今年も参加に向けて新曲の練習に励んでいたが、新型コロナウイルスの影響で3月末に中止が決定した。子どもたちにとっての目標がなくなってしまったことで「何か今だからこそできることはないか考えました」と講師の岡本夕佳さん。講師や代表らからリモートでの演奏動画制作を提案すると、子どもたちからやってみたいという意見が多く、初めての企画が実現した。
個別の動画を一つに
撮影は4月末から各自の自宅などで個別にスタート。ザよこはまパレードで演奏予定だった「パプリカ」を一人ずつ演奏する動画を集め、岡本さんが編集して一つの作品として仕上げた。動画には現在所属する小学生や卒業生、講師らも含め総勢23人が出演。子どもたちが足踏みをする姿が見えるように全身を映すことで、パレードであることを表現したという。リーダーの遠藤美羽さん(不動丸小6年)は「皆で集まって演奏するのと違って難しかった」と振り返る。
岡本さんは「今までにないことに挑戦できた。多くの人に見ていただけたら」と話す。作品は動画配信サイトYouTubeで公開中。詳細は「ザおうちパレード」で検索を。
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