4月から旭図書館の館長に就任した 石原 孝さん 万騎が原在住 61歳
図書館から郷土愛育む
○…3月まで瀬谷区の副区長を務め、定年再任用で4月から旭図書館の館長に就任した。図書館は今までと異なる分野の職場だが、もともと本が好きなこともあって新たな仕事にやりがいを感じる日々を送っている。自身も学生時代などにさまざまな本を読んだ経験から、「若い時からの読書は人生を豊かにしてくれる。さまざまな人生や生活、価値観などを知って人生の糧にしていってほしい」と語る。
○…金沢区の生まれで、大学卒業後に横浜市へ入庁。経済局で市内企業の経営支援に従事するなど、長年財務畑を中心に職務に励んできた。コロナ禍で就任直後は図書館も一時休館を強いられたが、感染拡大を防ぐ対策を講じた上で8月からおはなし会などのイベントも再開。「子どもたちには本に親しんでもらい、シニア世代にとっては活動拠点としての役割も果たしたい」と、多世代に向けた取り組みを進めている。
○…結婚してから20年以上旭区で暮らす。特に万騎が原周辺は大池公園などもあり、「緑も豊かで、閑静な住宅地で住みよいまち」。長年暮らしているが、これまでは関内での勤務が多かったため旭区が勤務地となるのは初めて。「自分の住む旭区に向き合う機会がやってきた。改めて歴史も学び、郷土愛を深めていきたい」
○…物心ついた頃からの歴史好き。歴史物の読書はもちろん、旅行も好きで国内外問わず各地の史跡などを巡ってきた。2022年には大河ドラマで「鎌倉殿の13人」が予定され、「旭区ゆかりの畠山重忠も登場すると思うので、二俣川合戦をはじめ重忠関連の図書紹介、講演会なども行いたい」。郷土資料も多く揃える施設として、郷土史の普及から郷土愛醸成にも努めていく。
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