一般的にもしもの時や人生の終末期に備えて、自分の思いを書き留めておくために活用されるエンディングノート。
旭区では「人生の終焉ではなく、各世代のライフステージに沿ってプランを考え、人生を豊かに楽しく過ごすために役立ててもらいたい」と、『想いをつなぐ 旭区版エンディングノート』を2017年に作成した。区役所や区社会福祉協議会、区内の地域ケアプラザなどで配布して、区民によりよい未来や人生を考えるきっかけを提供している。
エンディングノートはA4サイズの冊子で、全22ページ。自身の年表や家系図、大切な思い出といったこれまでの人生を振り返る項目のほか、大切なものの保管場所や譲りたい人、財産、介護などサポートが必要になった時、旅立つ準備、旅立った後などの希望を書き込むことができる。また、今後挑戦したい未来計画といったこれからの人生と向き合うための記入欄も用意されている。
旭区高齢・障害支援課は「ご自身が書ける部分から記入し、その時々の思いに沿って書き換えることが大切」と話す。さらに「ノートの保管場所を家族に知らせておくことで、介護が必要になった時によりよい支援にもつながる」という。
実際にノートを書いた区民からは「子どもに迷惑や負担をかけたくないので、そろそろ準備をしておこうと考えるきっかけになった」といった声が寄せられている。
書き方わかりやすく解説
エンディングノートの書き方などを専門家らが解説する活用講座が、区内の地域ケアプラザで実施されている。
8月23日(月)午後1時30分〜今宿地域ケアプラザで開催。また、川井地域ケアプラザ、笹野台地域ケアプラザ、万騎が原地域ケアプラザ、上白根・ひかりが丘・今宿西・白根4地域ケアプラザ合同、二俣川地域ケアプラザでも順次実施予定だ。
詳細は各施設に問い合わせを。
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