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がんセンターに聞く治療の最前線 国内5番目の重粒子線施設 切らずに治す「重粒子線」照射
神奈川県立がんセンターはがんの診断や治療のほか、臨床に直結した研究も行っている。2015年には国内5カ所目の重粒子線治療施設「i─ROCK」が開所。その後も手術支援ロボット「ダビンチ」の導入やがんゲノム医療の推進など、先進的な医療に取り組んでいる。
体の負担を軽減
がんの治療法は現在、外科手術・放射線治療・化学療法が3本柱となっている。重粒子線治療は放射線を用いた治療のひとつで、「X線や陽子線などの放射線治療に比べ、がんを殺傷する能力が強いので、今まで放射線治療が効きにくかった肉腫など難治性のがんにも効果的です」と加藤弘之放射線治療科部長は話す。重粒子線治療は現在、前立腺がん、頭頸部非扁平上皮がん、骨軟部腫瘍が保険適応になっている。その他、肺がん、食道がん、肝臓がん、膵臓がん、大腸がん術後骨盤内再発、子宮頸部腺がんなども先進医療として行われている。「従来の放射線治療よりも治療効果が期待でき、照射回数も少なく済みます。また、手術に比べ、体を切開せずに治療できるのが大きな利点です。準備から治療まで外来通院で完了するのも良い点と思われます」と加藤部長。
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