(PR)
連載11 ちょっと役立つ 口腔と歯の話 テーマ「オーラルフレイル」
近頃、テレビや雑誌で目にする機会が多い「オーラルフレイル」。聞いたことがある人も多いのではないでしょうか。「フレイル」とは、介護が必要なほどではないけど、様々な機能が衰えてきた状態のことです。その中で「オーラルフレイル」とは、噛んだり、飲み込んだり、話したりするための口腔機能の衰えを意味します。
口腔機能が低下すると食事や会話に支障が出て、食欲がなくなったり、日常の活動範囲が狭くなったりしてしまいます。その結果、人や社会との関わりに消極的になり、社会性も低下することがあります。このように、「お口のささいな衰え」は心身機能の障害に繋ります。ある調査ではオーラルフレイルの人はそうでない人の2倍身体的フレイルを発症し4年以内の死亡リスクは2・4倍になることが分かっています。早期の老化サインを見逃さないことはとても重要です。
フレイルを防ぎ健康長寿を達成するためには「栄養(食と口の健康)運動・社会参加」という3つの柱が重要です。オーラルフレイルは口内の環境を整えてあげること、健口体操をがんばることで改善可能です。口腔機能低下症の検査や健口体操について、気になる方は歯科医院へ相談してみてはいかがでしょうか。健康長寿のためにはフレイルからの要介護状態に陥ることなく、オーラルフレイルの早期発見と、予防や改善に努めることが大切です。
|
<PR>