万騎が原地域ケアプラザで11月10日に開業150周年の鉄道の歴史講座を行う 加藤 明彦 さん 二俣川在住 75歳
歴史で地域に恩返しを
○…仕事が一段落したのを機に昨年、地域活動に興味がある人に向けて行われる「あさひみらい塾」に参加。今年の春から歴史講座を各所で行ってきた。これまでは旭区ゆかりの武将・畠山重忠を取り上げてきたが、10月に鉄道開業１５０周年を迎えたのを機に今回初めて「横浜の発展〜黒船と鉄道〜」をテーマに。「新田が作られ、黒船が来て開港、国内初の鉄道の開通など横浜にはたくさんの歴史がある」と話し、「横浜の礎を伝えたい」と意気込む。
○…徳川家康ゆかりの愛知県に生まれ、昔から歴史が好きだった。大学入学とともに上京し卒業後は金融関係の職に就く。仕事柄、転勤することも多かったが、35年前に家を建てる土地を探していた際「”まんきがはら”を見つけて、歴史のにおいを感じました」。万騎が原に住み始めて以来、地名の由来や重忠について調べたり、書物を現代語訳にてきた。数年前からは「あさひガイドボランティア」も務めている。「地域に支えられ、現役時代を過ごせたので、歴史を通して恩返しができれば」
○…転勤で２年ほど住んでいた北海道帯広市から任命を受け、30年ほど十勝の観光大使を務めている。「会った人に十勝の名産が書かれた名刺を配って歩いてます」とにっこり。現在も民間企業や法人の顧問も務め、「後期高齢者の仲間入りしたんですけどね」と冗談交えて話しながらも忙しい日々を送っている。
○…今後も歴史の講座を続けていくことに意欲を見せる。「お役に立てるのであれば、何でも挑戦していきたい」。まめで努力家の性格あってこその人望の厚さ。仕事では、これからも下の世代を支えつつ、「元気なうちはお世話になったこの地でも頑張りたい」と熱い思いを胸に秘める。
〈神奈川県後期高齢者広域医療連合からお知らせ〉【75歳以上の方が対象】いざ、健康診査へ！今こそ自分の身体を見つめなおす時 |
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