今年10月19日、「1年間交通死亡事故0人」を達成した旭区。しかし、12月に入り下川井町と上白根で死亡事故が発生し、3人が亡くなる事態となっている。例年、全国的に年末年始にかけ交通事故が増加することを踏まえ、旭警察署は改めて注意を促す。
5日午前5時ごろ、下川井町の中原街道で84歳の男性が横断歩道のないところを横断中に、乗用車にはねられ死亡。その直後に乗用車を放置した男性は、歩行者進入禁止である保土ヶ谷バイパスで車にひかれ、死亡した。また、8日午後5時半ごろには、上白根の中原街道の交差点でオートバイと軽自動車が衝突。オートバイを運転していた27歳男性が死亡するなど相次いだ。
旭警察署管内では以前から、高齢者と二輪車が関わる事故が多く、今年1月から10月までのそれぞれの割合は全体の34%と36%。また、昨年同時期も31%と37%で、毎年同じくらいの割合を推移しており、繰り返し注意喚起が行われてきた。同署交通課の職員は「二輪車の事故は右折車と直進するオートバイの接触が特に多く、高齢者は道を横断する際の事故が多い」と話す。
反射材やプロテクターを
こうした状況を踏まえ、同課の職員は二輪車の運転者については「必ずヘルメットに加えて、プロテクターを着用すること」。歩行者については「横断歩道を渡り、外が暗い時間帯は懐中電灯で1点を照らすだけでなく、反射板を身につけ、どの方向から来る車にも見えるようにすること」。自動車の運転者については「対向車に遠慮せず、ハイビームを使い、事故を起こさないことを最優先するよう」それぞれ注意を呼びかけている。
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