暑さが増し、服装が薄手になるこれからの時期、気を付けたいのが若い女性を中心に被害が多い痴漢や盗撮。関東エリアの鉄道各線では6月1日から本日15日までを痴漢撲滅キャンペーン期間と位置づけ、啓発活動を実施。旭区内では、旭警察署(吉田善成署長)が6月6日、区内で働く男女2人を一日署長に任命。相鉄二俣川駅改札前で、PR活動を行った。
今年1月からの旭署管内の痴漢被害認知件数は10件(6月12日時点)。しかし、この数字は被害届が出された数で、実際にはもっと多くの被害が発生していると同署は予測する。区内で痴漢被害が最も報告される場所は、横浜駅から急行や特急の相鉄本線に乗った際の最初の停車駅である二俣川駅。他線の乗り入れがなく、長時間同じ場所に留まるため、痴漢被害に遭いやすいという。
また、最近は歩いて帰宅する女性をバイクや自転車に乗った犯人が後ろから近づき、去り際に局部を触られるといった被害も相次いでいる。同署は「イヤホンの両耳着用は、周りの音を遮り、背後から近づいてくるバイクなどにも気づきにくいので気を付けてほしい」と注意を促す。その他、痴漢や特殊詐欺などの犯罪を犯そうとする人の多くが、顔を見られるのを嫌がることから日常の中での見守り活動も有効的という。「ランニングしながら、犬の散歩をしながら、見覚えのない人にあいさつをするだけでも、犯罪抑止につながります」と”ながら見守り”に協力を求める。
一日署長が二俣川に登場
二俣川駅で6日に行われた痴漢撲滅キャンペーンでは、第一生命保険(株)横浜総合支社二俣川営業オフィスの萩原有美子さんと、JA横浜二俣川支店の木村太茂(ひろしげ)さんが一日署長として登場。駅構内を歩く人に痴漢や特殊詐欺撲滅に向け、啓発活動を行った。活動を終えた2人は「改めて、普段の業務の中で地域の方とコミュニケーションを取り、犯罪防止につなげていきたいと思いました」と意気込みを語った。
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