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「過去から学び未来に備え」 旭区薬剤師会 日向彰会長
いつ起こるかわからない⼤災害。東⽇本⼤震災時に現地に派遣された経 験を持つ、旭区薬剤師会 の⽇向彰会⻑に同会が⾏う備えを聞いた 。
お薬手帳は携帯を
糖尿病などの持病を持つ被災者が避難生活の中で、常用薬の供給が受けられず体調を崩すことがありました。病気や薬の種類によっては薬を中断することにより命に関わわることがあります。常用薬がある⽅は防災リュックの中や⽞関などすぐに持ち出せるところに1週間分程度の薬を保管し、 期限が切れないよう定期的に交換するとよいでしょう。また、お薬手帳は災害時にも非常に有用で、東⽇本大震災時などは、特例でお薬⼿帳等の提⺬により処⽅箋なしで薬を受け取ることができました。常に携帯するようにしましょう。
医師会・行政と連携し支援
旭区薬剤師会では会員薬局6カ所で災害時に必要な医薬品を管理しており、医師会や行政と協力して医療救護隊を編成し、避難所等の巡回診療を行います。被害の少ない薬局は患者対応にも当たります。また、横浜市には東日本大震災の教訓から開発された災害対策医薬品供給⾞両が2台あります。本車両には薬局機能が搭載されており、災害発生時には市内の避難所等で支援活動を行います。
最後に、今を生きる私たちは、過去の災害から学び、未来に備える必要があります。旭区薬剤師会では関係機関と協力し、次なる災害に向け準備・訓練を行っています。みなさんも災害時には常用薬やお薬⼿帳を持ち出せるよう備えておきましょう。
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