9月18日の敬老の日に合わせ、旭区内で今年度中に100歳以上となる長寿者の人口について調べた。横浜市によると、旭区内の長寿者は210人(9月1日時点)。うち男性が26人、女性が184人。最高齢は左近山在住の松本まささん(113)で、2021年から引き続き横浜市内でも最高齢となっている。
210人のうち、今年度新たに100歳を迎えるのが79人。市内18区の中で旭区(全体の人口数6位)の長寿者の人口は青葉区(同3位)、港北区(同1位)に次いで、3番目に多い状況だという。
長寿者の人口2倍に
旭区では13年からの過去10年間で65歳以上の高齢者人口が約13%増加。全世代の25%程度だった高齢者人口が、現在は30%近くに上る。また、100歳以上の人口は13年3月時点で76人だったのに対し、23年3月は151人で約2倍に増加。65歳以上の人口比で見ると0・12%から0・21%に上昇しており、高齢者人口の増加率と比較し、100歳以上の人口の増加率が高いことが分かる。
11月で114歳に
1909(明治42)年11月生まれの松本さんは、もうすぐ114歳を迎える。数年前から近隣の老人ホームで暮らしており、娘の西出康子さん(86)によると、コロナ禍で直接面会などが制限されてきたが、今年6月からは月に2度面会ができるように。しかし、松本さんはコロナ禍前と比べるとベットに横たわる時間が増え、言葉もあまり話せなくなってしまったという。「最近は耳元で大きな声で『痛いところはない?』と聞くと『ない』と簡単な言葉だけ返ってきます」。
また、以前は好き嫌いせず、何でも食べていたが、ここ最近はおかゆを食べることがほとんどで、食も細くなり心配な面も出てきたという。年末には西出さんの娘がイギリスから帰国する予定で、「家族みんなで母と会える日が楽しみ。母にはずっと元気でいてほしい」と思いを語った。
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