今年創設50周年を迎えた少年野球チーム・白根ファイターズの代表を務める 新屋 正成さん 白根在住 81歳
これからも「野球しようぜ!」
○…50周年を迎えた少年野球チーム「白根ファイターズ」で長年、小学1〜4年生で構成されるBチームの監督を務め、今年度から代表に就任した。「OBやコーチ、保護者を含めた親身な指導の賜物」と周囲のサポートに頭をさげた。
○…横浜に移り住んで間もなく、三男が「白根ファイターズ」に入団。3年生になった時にチームをサポートする「お父さんコーチ」の打診を受けた。中高時代は卓球少年で、野球は「ゴムボールと竹バットの三角ベース」の経験のみだったが、「裏方ならば」と引き受けた。ただコーチの数が少ないこともあり、トスを上げたり、ノックをしたり、と子どもたちと一緒に身体を動かすうちに指導にも熱が入るように。前任の代行で監督を任されるとそのまま監督に就任。以来40年に渡りチームと子どもたちに寄り添い続けている。
○…少年野球の魅力について「練習してできなかったことができるようになって喜ぶ子どもたちの姿」と目を細める。かつての教え子がコーチとして戻ってきたり、子どもを入部させたり、など3世代に渡ってチームに関わる関係者も増えた。近年は体力の衰えは如何ともしがたく、打撃投手を買って出ても「『もっと速い球投げて!』なんて言われて」と一抹の寂しさを滲ませた。
○…鹿児島県の生まれ。建設会社に就職。新幹線工事のために東京、広島、新潟に移り住んだ。市営地下鉄の工事所長として赴任して以来、横浜に住む。平日は仕事、土日は野球に明け暮れる日々。「家族サービスらしいこともできず…」と妻への謝罪と感謝の言葉が口をついて出た。もし三男が野球を始めていなければ、そんな問いに「休みの日は三浦で釣りでもしてたかな」と声を上げて笑った。
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