視覚障害者を支援するための福祉施設「神奈川県ライトセンター」=二俣川1の80の2=で2月25日、触察イベント「3D立体模型を触ってみよう!」が行われた。
イベントでは、鶴見大学の元木章博教授と教授の研究室に所属する学生らが、3Dプリンターで作成した建物や植物などの立体模型を視覚障害者らが触れる体験をした。
元木教授は、障害のある人などが情報を入手するために必要なサポートを提供する「情報保障」を専門にしている。
イベントでは、視覚障害者にとって立体物に触れることで「触覚を楽しむとともに、物事の全体を把握することがいかに重要で有益であるかを感じてもらえれば」(元木教授)との思いで開催する。元木教授は昨年、群馬県立点字図書館で同様のイベントを行っているが、神奈川県内で行うのは初めて。
参加した視覚障害者は、普段利用しているライトセンターや触るだけで皮膚に炎症を起こす猛毒キノコ「カエンタケ」など、普段は触ることのできない建物や植物の3D模型に触れ、形を確認した。
視覚障害者らからは「普段利用しているセンターの形が確認できた」「ジョギングコースの溝が細いけれども忠実に再現されていて凄い」「能登半島の立体地図で、ニュースに出て来る地名の場所が分かった」などの感想があった。
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