神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
旭区・瀬谷区版 公開:2024年3月28日 エリアトップへ

不用の制服「捨てないで」 今宿西町「Pass(ぱす)」

社会

公開:2024年3月28日

  • X
  • LINE
  • hatena
区内を中心に100種類の制服が並ぶ
区内を中心に100種類の制服が並ぶ

 卒業・進学のシーズンのこの時期。思い出の詰まった学生服や園服の処分に悩んでいる人も多いのでは。「Pass(ぱす)=日暮晴美代表/今宿西町281=」は、不用になった制服を買い取り、安価で販売するリユースショップだ。

 日暮さんが制服のリユースを始めたきっかけは、中学3年生の娘が身長の急伸で制服を着られなくなったこと。友人から譲り受け、難を逃れたが、「受験や卒業を半年後に控え、慌てた」と当時を振り返る。数年後、制服のリユースショップのニュースを見て、自ら店舗を開設することを思い立った。

 オープンは2017年。当時、横浜に同様の店舗はなく、ノウハウを学ぶため福岡まででかけたことも。オープンの半年前から制服の回収をはじめたが、最初は50着ほどしか集まらず「まるでお洒落なセレクトショップみたいだった」と振り返る。SNSを中心にPRを試みたが、オープンから2年ほど経った後、チラシのポスティングを始めると「母親同士の口コミ」で話題になり始め、少しずつ制服を売りたい人、買いたい人が訪れるようになった。

思い出話に花

 現在は、制服の上下やジャージー他、校章など関連の品を含め、1500点ほどを置いている。詰襟の学生服、いわゆる『学ラン』は全国共通なので、伊勢原、鎌倉、横須賀などから店の存在を知った人が探しに来るという。園や学校の種類は約100種類。1校1着のみのものもあり、効率はあまり良くない。それでも「抱きつかんばかりに喜んで、感謝されたり、小さなお子さんを連れて『この子の時もよろしく』などと言われると、もう少し続けようかなと思う」と前を向く。買取のために訪れた夫妻とは、制服にまつわる思い出話に花を咲かせることもある。

 開店日は金曜日が午後3時から6時30分。土日が午後1時30分から6時。制服は売買ともに事前予約必須。問合せは【電話】050・7131・9259またはメールpass.seifuku@gmail.comへ。

旭区・瀬谷区版のローカルニュース最新6

貧困・飢餓撲滅へ 日本の若者たちがチーム設立

「横浜10大ニュース」で2024年を振り返る

「横浜10大ニュース」で2024年を振り返る

投票受付中、抽選でプレゼントも

11月23日

初の「よこはま子ども国際平和シンポジウム」で小中学生ら議論

光と音楽が織りなす横浜冬の風物詩「ヨルノヨ2024」

光と音楽が織りなす横浜冬の風物詩「ヨルノヨ2024」

12月5日から30日、都心臨海部で

11月22日

公園を花で彩る

瀬谷RCと横浜隼人

公園を花で彩る

園芸博に向け機運醸成

11月21日

横浜薬科大と共同研究

県立がんセンター

横浜薬科大と共同研究

「漢方薬」の分野で協力

11月21日

意見広告・議会報告政治の村

あっとほーむデスク

  • 11月21日0:00更新

  • 11月7日0:00更新

  • 10月24日0:00更新

旭区・瀬谷区版のあっとほーむデスク一覧へ

イベント一覧へ

コラム一覧へ

旭区・瀬谷区版のコラム一覧へ

バックナンバー最新号:2024年11月23日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook