神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
旭区・瀬谷区版 公開:2024年7月4日 エリアトップへ

旭消防署長を務める 種子田(たねだ) 太郎さん 鶴見区在住 56歳

公開:2024年7月4日

  • X
  • LINE
  • hatena
種子田(たねだ) 太郎さん

判断力と準備で笑顔守る

 ○…出身地の旭区に足を踏み入れたのは約50年振り。幼少期の記憶と異なる部分も多く、今年4月に署長に着任した際は、地理など覚え直すことも多かったという。「温かく受け入れてくれる人々の優しさは今も変わらない。懐かしいこの町を守っていきたい」と決意を述べる。仕事のチベーションは市民からの感謝の言葉。『ありがとう』と言われると、とても嬉しくなるんです」。市民の笑顔を守るために日々職務に当たる。

 ○…家族や親戚に警察官や自衛隊員などが多く、自然と公務員を志望。「消防士はテレビなどで活躍を見てきたので、憧れていました」。高校卒業後、市の消防職員となり、とっさの判断力や物事を俯瞰する考え方を現場で培った。市医療局への出向時は、新型コロナウイルス罹患者を乗せたダイヤモンド・プリンセス号の対応に当たる。組織間の調整役として、未知の疫病に立ち向かった。

 ○…子どものころから釣り好き。妻と娘を連れず、1人で釣竿を垂らすのが束の間の楽しみ。「好きが高じて1人用のカヤックや魚群探知機を購入しました。漁師になった気分」と笑う。一瞬のミスが命の危険につながる可能性もあり、情報収集は欠かせない。遊びでも、仕事で鍛えた判断力を活かしている。

 ○…港北区役所に出向した際、避難経路の確認などをアドバイスした自治会が、東日本大震災時に迅速に避難できたことから、事前準備と地域同士の協力が防災に必要だと考えている。いざという時に備えて地域で訓練を重ねることは大切だとして、「隣近所と絆を結び、備えましょう」と人々に団結を呼びかけている。署員にも日ごろから防災知識を深めるよう指示。命と笑顔を守る方法を模索していく。

〈神奈川県後期高齢者広域医療連合からお知らせ〉

【75歳以上の方が対象】いざ、健康診査へ!今こそ自分の身体を見つめなおす時

https://www.union.kanagawa.lg.jp/1000011/1000645.html

瀬谷区明るい選挙推進協議会

10月27日(日)は衆議院議員総選挙及び最高裁判所裁判官国民審査。大切な1票、投票しましょう。

<PR>

旭区・瀬谷区版の人物風土記最新6

石塚 英彦さん

「かながわ観光親善大使」に就任したお笑いタレントの

石塚 英彦さん

保土ケ谷区出身 62歳

10月24日

森實(もりざね) りこさん

「秋の全国交通安全運動」に合わせたキャンペーンで一日署長を務めた

森實(もりざね) りこさん

旭区鶴ケ峰出身 31歳

10月10日

白浜 泰子さん

エアロビクス・ダンス指導者としての活動が評価され、法務大臣賞を受けた

白浜 泰子さん

旭区万騎が原在住

9月26日

海老澤 裕介さん

「戦争体験を語り継ぐ若葉の会」の2代目会長を務める

海老澤 裕介さん

旭区若葉台在住 82歳

9月12日

宮田 崇さん

8月1日に発行した旅行ガイド本『地球の歩き方 横浜市』の編集長を務めた

宮田 崇さん

金沢区出身 46歳

9月5日

井上 功さん

7月に横浜グリーンプロバスクラブの会長に就任した

井上 功さん

緑区在住 75歳

8月22日

<PR>

意見広告・議会報告政治の村

あっとほーむデスク

  • 10月24日0:00更新

  • 10月3日0:00更新

  • 9月19日0:00更新

旭区・瀬谷区版のあっとほーむデスク一覧へ

イベント一覧へ

コラム一覧へ

旭区・瀬谷区版のコラム一覧へ

バックナンバー最新号:2024年10月30日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook