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旭区・瀬谷区版 公開:2024年7月11日 エリアトップへ

5月に横浜建設業協会の会長に就任した 福嶋 隆太郎さん 戸塚区在住 55歳

公開:2024年7月11日

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福嶋 隆太郎さん

好循環を建設業界から

 ○…横浜市内の中小建設業者319社が所属する横浜建設業協会。これまで理事や副会長を歴任し、5月の総会で29代目となる会長に就任した。「建設業界がどうあるかは多くの会社に影響し、さらにその背景には多くの家族もいる」。責任の大きさゆえ、重圧がないわけではない。ただ、「時間はない。世の中の好循環につなげていきたい」と力強く語る。

 ○…会長として取り組みたいこととして「確実な週休二日制と、公共事業の単価是正」を挙げる。業界を「受注産業」としながらも、「発注者が強すぎると働き手もいなくなる。それは社会として持続可能じゃない」と強調する。それゆえ、市役所や市会議員との相互交流を重要視し、「業界の状況をしっかり伝えていきたい」とする。

 ○…戸塚区出身。会社員だった父が起業したのが、現在社長を務める(株)信友建設だ。大学では「美術館やデザインが好きで」と建築科で学んだ。卒業後は市内の建設会社に勤め、現場や営業も経験した。「その時に人間力も深まったと思う」。30代になって父と働き始め、やがて経営者に。「若い時は自分本位なところがあったと思う」。そう当時を笑って振り返る今は「誰ともフラットに付き合うこと」を大切にしている。「先入観を持たず、多面的に想像することが大事」

 ○…会社の所在地は育った地元のため、同級生とすれ違うことも。「『おーい隆太郎』って街中で呼ばれるのは恥ずかしいけど、学生時代にいろんな友人と触れ合えたのは財産」。気分転換はゴルフや妻との旅行。ただ、最近は多忙で難しくもなっている。「これからを担う世代に、建設業も悪くないなと思ってもらえるスキームを作りたい」。その思いで、東奔西走する日々だ。

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