旭区と瀬谷区で生まれ育った今泉諒己(りょうき)さん(25)は19歳から海外ののサッカーリーグに挑戦している。現在はリトアニア2部のFK エクラナスに所属し、今年5月には初ゴールも記録。更なる飛躍を目指し、異国の地で奮闘を続ける。
高校から海外志向
今泉さんは旭区善部町の出身で、善部小学校と南希望が丘中学校を卒業。サッカーは兄の影響で、4歳からFC希望ヶ丘ライオンズで始めた。小学校中学年から中学までは町田JFCに所属。麻布大学附属渕野辺高校(現/麻布大学附属高校)に進学し、高校一年生の頃に瀬谷区阿久和東に移り住んだ。
海外に渡ったのは関東学院大学に在学していた19歳の時。高校の頃から海外でのプレーを志しており、プロを目指すには早くから挑戦したほうが良いと決断した。
チーム探しなどを担う会社の紹介を受け、スペインへ。入団予定だったチームは当初聞いていた条件などと異なっていたため、トライアウトを経てアマチュアのペリソ CFに入団した。「今思うと、とてつもないチャレンジでしたね」と振り返る今泉さん。日本にいる親のサポートも受けながら、チーム探しから家や食の確保、語学の勉強までこなした。慣れない生活で、メンタルはたくましくなったという。
コロナ禍で帰国
セミプロのCE エウロパ(スペイン)のセカンドチームに所属していた頃、新型コロナの影響で帰国を余儀なくされた。「リーグ戦がなく、外出もできない状態。いつ元の状態に戻るかも分かりませんでした」。国内の社会人チーム・鎌倉インターナショナルFCとイトゥアーノFC横浜を経て、再び海外にわたり、クロアチアリーグ5部のチームに入るも、リーグ終了に合わせて3カ月ほどで退団した。コロナ禍によって海外のプレーが特に難しくなり、この時期はサッカーを辞めることも考えたという。
特定のチームに所属しないなかで、再起のきっかけはエブリサ藤沢ユナイテッドの練習に参加していたことだった。監督兼選手の飯田涼さんをはじめとするメンバーのサッカーに取り組む姿勢に刺激を受けたという。同チームに半年ほど所属すると、再びの海外挑戦を決めて今年1月にエクラナスに入団した。
更なる飛躍目指し
エクラナスでは主に攻撃を司るトップ下でプレー。スピードとテクニックを生かしたドリブルや、相手ディフェンスの間で巧みにボールを受ける動きなどを武器に存在感を発揮している。5月に初ゴールを決めると、6月の試合ではヘディングで得点を上げた。「(地元チーム同士が戦う)ダービーだったので、ファンの印象にも残ったと思います」と手ごたえを感じている。
6月に中断期間に入ったリーグ戦は7月下旬に再開。今の目標は年間二桁ゴールを上げることだ。将来的にはヨーロッパの5大リーグでのプレーも目指す。トップ下としてはゲームメイク、サイドの攻撃を担うウィングとしてはドリブルの技術などを伸ばしていく。ゴールという結果を残すことも重要だとして、「フィニッシュの精度に磨きをかけたいです」と更なる成長に意欲を見せる。
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