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旭区・瀬谷区版 公開:2024年8月22日 エリアトップへ

二俣川看護福祉高校 県研究発表会で最優秀賞 2部門で関東大会へ

教育

公開:2024年8月22日

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「ふたまたがわ」の6文字を手話で表現する(写真左から)宮崎さん、阿部さん、河野さん、中倉さん、後藤さん、黒瀬さん
「ふたまたがわ」の6文字を手話で表現する(写真左から)宮崎さん、阿部さん、河野さん、中倉さん、後藤さん、黒瀬さん

 福祉に関する学びの成果を披露する「県高校生福祉研究発表会」(7月20日、よこはま看護専門学校)で、二俣川看護福祉高校=旭区中尾=が介護技術と研究発表の2部門で最優秀賞、ベッドメイキング部門で優秀賞を獲得。介護技術と研究発表の生徒は8月27日に栃木県で行われる関東地区大会に出場する。

介護技術を披露

 3校が出場した介護技術部門は、健康状態や家庭環境などが細かく設定された特養ホームの利用者について、居室から食堂までの歩行介助や、昼食を食べ始めるまでの支援などを行う。適切にコミュニケーションし、その健康や尊厳、安全面などに配慮できているかを審査される。

 同校は中倉恋海(れうな)さん(3年)が利用者を、後藤歩さん(同)と黒瀬風佳さん(同)が支援者を務めた。課題に合わせて、2週間ほど前から介護計画を練ったという。網膜症で20cm先の文字がかろうじて見える程度という視力に合わせ、正確な言葉で状況を伝えることを心がけた。利用者は「自分のことは自分でやりたい」と思っていることから、言葉づかいも重視。「してください」という命令口調ではなく、「していただけますか」と相手の意思を尊重するように気を配った。

 最優秀賞について中倉さんと黒瀬さんは「発表に手ごたえがありました。受賞できて嬉しい」「利用者の思いに寄り添って支援できた点が評価されたと思います」と喜んだ。介護技術部門は関東で最優秀賞を獲得すると全国に進む。後藤さんは、「学んできた技術と知識を信じて最優秀賞を目指します」と話す。

支え合いの仕組み提言

 研究発表部門は福祉に関する任意のテーマをプレゼンテーションするもので、4校が出場した。同校のメンバーは宮崎優空(ゆあん)さん(3年)、阿部直香さん(同)、河野音々さん(同)。

 3人のテーマは「支え合う地域をつくる〜インフォーマルサービスと高校生の繋がり〜」。インフォーマルサービスは公的機関や専門職以外による介護支援のことで、3人は地域住民とボランティアに焦点を当てて、地域ケアプラザでのヒアリング調査やボランティアに関する校内アンケートを実施。高校生の地域参画の仕組みとしてボランティアにポイントが付与される制度を提言したほか、高齢者の知識を活かすために授業に招くなどのアイデアも挙げた。

 宮崎さんと阿部さんは発表や最優秀賞について、「準備が短く大変だったけれど、色々な人の意見を取り入れることができました」「現実に沿った内容を目指しました。受賞は嬉しいです」とコメント。河野さんは関東に向け、「財源確保策など、より実現可能な形に改善して臨みたいです」と意気込んでいた。

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