仕事などで培ったスキルを地域の企業や団体で活かす横浜市のシニア×生きがいマッチング事業「よこはまポジティブエイジング」の基礎を学ぶ講座が9月20日(金)、10月4日(金)に日本丸メモリアルパーク=西区=内の訓練センター会議室で行われる。
市内の高齢化率が25%を超える中、コロナ禍もあって、地域活動やボランティアへの参加者が減りつつある。市はシニア世代の新たな社会参加のきっかけづくりを進めようと、2023年から同事業を開始。おおむね60歳以上を対象に、仕事などを通して得た経験や技術を企業や団体の活動にマッチングさせる。
元公務員や建築士、保育士など
昨年度は元公務員らのチームが金型の製造メーカーに対し、障害者雇用に関するアドバイスを行った。ほかにも、建築士、保育士、潜水士などの資格を持つ人が講座に参加していた。
講座は活動するための基礎を学ぶもの。専門家から地域とつながる意義や自己発見、コミュニケーション力の向上法を聞いて考える。時間は両回とも午後6時30分から8時30分。参加無料。受講後は25年2月まで、受講者の希望に合わせて企業、団体の活動に参加していく。市は「社会参加の機会や場を得ながら、自身の楽しみや健康づくりにつなげてほしい」と呼び掛ける。
プログラムのキックオフイベントが9月4日に開港記念会館=中区=であり、事業への参加を検討している人など約120人が集まった。
講座申込は専用サイトで9月16日(祝)まで。定員30人で多数の場合は抽選。基礎講座は9月25日(水)、10月9日(水)に金沢区で、10月3日(木)、18日(金)に都筑区でも開かれる。問い合わせは企画・運営を行う関内イノベーションイニシアティブ株式会社【電話】045・274・8701。
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