議会報告 暮らしに希望と安心を 神奈川県議会議員 おのでら慎一郎
9月の県議会本会議において公明党を代表して本会議の質問に立ちました。その概要を2週にわたってご報告します。
大規模災害時の情報処理にAIを活用せよ
防災分野におけるデータの利活用を進めるための「データ統合連携基盤」。そこにAI(人工知能)を導入する意義について議論しました。
AIに法令などを学習させることで事務作業を軽減し、復旧支援に当たる職員のパワーをより現場のために活かせるように。また、支援金等の対象者を被災者データベースから自動で検索することも可能になります。
地域の課題解決に労働者協同組合が切り札となるか
地域住民が自ら出資し、経営し、働く「労働者協同組合」が法制化されて2年。設立が比較的容易で、多様な働き方や地域課題に応じた事業の実現も期待できることから、県として、その活用を促していくべきであると指摘しました。
黒岩知事は今後、県内各地で地域課題の解決をテーマに意見交換を行うとともに、市町村に対し、多世代の居場所づくりや高齢者の就労につながった事例などを紹介していくと答えました。
フリースクールに通う子どもたちに経済的支援を
神奈川県は、法的な定義のないフリースクール等に通う児童生徒への経済的支援は困難としてきました。その方針転換を迫る質問です。
国の調査では、フリースクール等の費用は月額3万円以上で、利用しているのは不登校児童生徒の7%にとどまっています。知事は、そうした子どもたちをフリースクール等の多様な学びの場や居場所につなげるための方策を、経済的支援も含め検討していくと答えました。
加齢に伴う難聴を早期発見する方法があります
難聴が進むと人との会話が億劫になり、社会的孤立や認知機能の低下を招くことも。最近では聴覚の衰えを早期発見するアプリや、聴こえを改善するトレーニング法などもあります。そこで、県に対し加齢性難聴についての啓発を求めました。
知事は、聴こえづらさを感じた際に医療機関を受診することの重要性を高齢者や介護福祉関係者等に周知するとともに、アプリを使った聴覚のセルフチェックについて市町村や県内各地の未病センターでの展開を図っていくと答えました。
(代表質問の報告は、来週号も続きます)
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