人が行き交う街角に、巨大なサボテンがそびえたっている。
サボテンがあるのは、旭区上白根、白根通り沿いの植松耳鼻咽喉科医院・植松歯科医院の敷地内。高さは4m以上あろうか。横に向けても伸びている。近くにはバス停もあり人通りは多く、足を止める人もみられる。
植松耳鼻咽喉科医院の岩崎紀子院長によると、現在の場所にサボテンが植えられたのは約20年前。45年ほど前の開院祝いでサボテンをもらい、敷地内の別の場所に植えていたが、大きくなりすぎたため株分けした。「特に世話はしていない」と岩崎院長は話すが、今では建物の2階を超そうかという大きさになっている。
夜中には花を咲かせるそうで、岩崎院長によると「気持ち悪いくらいつぼみが付く」そうだ。
市内最大級か
巨大に育った要因を、旭区内でサボテンを扱う有限会社カクタス広瀬の山本亨さんに聞いた。
山本さんに写真を見てもらったところ、柱サボテンの一種「鬼面角(キメンカク)」であり、よく見かける品種だという。サボテンは寒さに弱い種類が多いが、鬼面角は強いため四季のある日本でも育ちやすいそう。「横浜市内では最大級では。立派なサイズです」と驚いていた。
山本さんは「大きく育つ条件は、しっかり日が当たっていることと、風通しがいいこと。ちゃんと根を張れる地面もあり、条件がそろっている」と説明。「暖冬傾向にあることも、大きく育った要因かもしれない」と加えた。
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