神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
旭区・瀬谷区版 公開:2024年11月14日 エリアトップへ

本宿東部・川島町西地区 小型バスの定期運行開始 交通空白地帯救うか

社会

公開:2024年11月14日

  • X
  • LINE
  • hatena
運行に使用される車両
運行に使用される車両

 地域内の移動手段確保を目的とした小型バスの運行が、旭区の本宿東部地区と川島町西地区において11月12日から始まった。鶴ケ峰駅や二俣川駅から遠く、路線バスも通っていない同地区にあって、地域住民の新たな足としての期待がかかる。

鶴ケ峰駅と結ぶ

 運行区間は本宿東部地区、川島町西地区から横浜鶴ヶ峰病院を経由して鶴ケ峰駅まで。火曜、水曜、木曜(年末年始や祝日除く)の午前9時から午後3時まで、1日14便が走る。運賃は大人1人300円で、小児は150円(大人1人につき未就学児2人まで無料)。高齢者割引カードを提示する70歳以上の人は100円となる。日本交通横浜(株)=戸塚区=が事業者として協力し、ミニバン型の小型車両(乗車定員6人)で運行する。

道狭く、坂多い

 両地区は道路幅が狭いため、路線バスの運行が難しい。丘の上で坂も多く、徒歩での移動に苦労を伴うという。

 本宿東部自治会の山屋民世会長は「鶴ケ峰駅への買い物や病院の帰りは坂を上る必要がある。高齢者には負担になり、困っているという声も上がっていた」と話す。

 そこで本宿東部地区では、旭区社会福祉協議会や市の協力のもと、昨年2月に「あいのり」タクシーの実証実験を開始。同11月からは同じ課題を抱える川島町西地区も交えて実施されていた。

 その中で「スマートフォンのアプリを用いた予約が手間になる」「乗車の1時間以上前に予約しないといけない」などの課題が浮上。旭区の担当者によると「今年1月末時点で一日あたりの利用者数は3・1人と少ない状態だった」という。そこで、市と自治会が協議し、小型バスでの定期運行に決定した。

 予約不要で乗車定員も増加するなどメリットも多いが、本宿東部地区内の停留所が2つしかないという課題もある。川島町西町内会の佐々木茂男会長は「これからの運行の中でその都度工夫などを行い、良い方向を探っていきたい」と語る。

 運行予定は2年間。事業全般の問い合せは都市整備局都市交通課【電話】045・671・3800。

旭区・瀬谷区版のトップニュース最新6

小型バスの定期運行開始

本宿東部・川島町西地区

小型バスの定期運行開始

交通空白地帯救うか

11月14日

101歳、舞台で熱唱

佐竹波奈世さん(阿久和東)

101歳、舞台で熱唱

文化祭を盛り上げる

11月14日

40周年へ来館増図る

瀬谷図書館

40周年へ来館増図る

10日に大人向け朗読会

11月7日

参加15年、初の市大会2位

旭区代表自衛消防隊

参加15年、初の市大会2位

「小型ポンプ操法」部門

11月7日

立憲・青柳氏、太氏が制す

衆院選6区、13区

立憲・青柳氏、太氏が制す

自民・古川氏は比例復活

10月31日

フェリス女大(泉区)と連携協定

富士見丘学園(旭区)

フェリス女大(泉区)と連携協定

相互に学びの深化狙う

10月31日

旭区社協だより あさひいきいき宣言

旭区 ご近助ほっこり活動~あなたの気づきが、誰かの助けに~

https://www.palletasahi.jp/

<PR>

意見広告・議会報告政治の村

あっとほーむデスク

  • 11月7日0:00更新

  • 10月24日0:00更新

  • 10月3日0:00更新

旭区・瀬谷区版のあっとほーむデスク一覧へ

バックナンバー最新号:2024年11月15日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook