神奈川県警察は、犯罪行為をすることによって報酬を受け取る、いわゆる「闇バイト」への警戒を強めている。
同県警組織犯罪分析課によると、闇バイトは犯罪実行者募集情報とも呼ばれ、SNSやインターネットの掲示板などで仕事内容を明かさずに「短時間で高収入が得られる」、「簡単な仕事」などの言葉で応募者を勧誘。申し込んできた人を犯罪に加担させる。
闇バイトが関連していると思われる主な犯罪としては、店舗や一般家屋に対する強盗や窃盗、特殊詐欺の実行役である「受け子」、接触して現金などを受け取る「出し子」、そのほかにもキャッシュカードや通帳の売買や覚醒剤などの違法薬物の運搬、犯罪収益の隠匿などのマネーローンダリングなどが関連事件として挙げられる。また、同県警捜査第一課は、10月に青葉区で発生した事件も関連があると見て捜査している。
犯罪から抜けたいと思っても、運転免許証などの身分証や実家の住所などを押さえられていると、それを理由に脅迫されて繰り返し犯罪に加担してしまうケースも多くあるという。
最近では「ホワイト案件」などと正規のアルバイト求人を装う事案もあり、担当者は「すでに応募をしてしまった人はすぐに110番通報、または最寄りの警察署へ相談してください」と呼びかける。
地域に呼びかけ
旭区・瀬谷区の警察も、闇バイトや特殊詐欺など各犯罪への注意喚起を地域に向けて呼びかけており、主要駅で各団体と協力したキャンペーンやチラシ配布、最新の犯罪などについて説明する防犯講和などを行う。
両区の担当者は「設備点検などと称して住居の下見に来ることもある。不審な人物が来たら、絶対に家にはあげず、帰らないようなら警察に連絡を」と話した。
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