ジンチョウゲ 文:清水道夫(瀬谷環境ネット)写真:中村多加夫(同) 瀬谷の生き物だより182
早春の代表的な花木の一つにジンチョウゲ(沈丁花)がある。
ジンチョウゲはクチナシ、キンモクセイと共に日本の三大芳香木の一つとされており、3月に入って花が開くと辺りには甘い香りがして春の訪れを感じさせてくれる。
本種は中国原産のジンチョウゲ科の低木で、樹高は1〜1・5m、室町時代に渡来したとのこと。花は、花弁が無く、1cmほどの筒状の萼(がく)の先端が4裂し、外側は紅紫色、内側は白色の可愛い姿を枝先に10〜20個まとめて頭状につける。
葉は互生で長さ6〜8cmの倒披針形(とうひしんけい)で厚く光沢がある。白花や葉に斑が入った園芸種もある。良く分枝し、樹冠は自然と丸くなる。
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