万騎中演劇部 思春期描いた作品が評価 市発表会で2年ぶり最優秀賞
横浜市立万騎が原中学校の演劇部(顧問/伊藤博義教諭、矢島康典教諭、山田明美教諭)が、1月9、10日に青葉区で開催された「横浜市中学校創作劇発表会」で、15校の中から最優秀賞を受賞。同部にとって、2年ぶり2度目の快挙だ。
脚本は、副部長の高木乃梨子さん(2年)が手がけた「地獄と『僕』と羽虫」と」。部員全員が書いたものの中から、投票して選び抜いたという。自殺を願う少年がふとしたことから亡くなり地獄に落ちてしまうが、天使を意味する羽虫などが登場し、最後は人間界に戻れるというコメディー調のストーリーだ。
「自分の体験も交えながら書きなぐった」と高木さん。「主人公は何か一つが上手く行かないと全てダメだと思ってしまう思春期。生きることに誇りを持つことを伝えたかった」と語る。
部長の千羽優佳さんは「作品を読み、すごいなあと思った。人を大切に思う気持ちが強くなった」と力を込めて話す。19人が出演した本番では、会場が笑いの渦に包まれていたという。
1カ月というハードな練習期間の中、部員同士が衝突することもあったが、「本番では一つになれた」と千羽さん。最優秀賞を獲得できる自信もあったという。当日は制限時間まで残り30秒の緊迫した展開の中、無事に演技を終了した。
今年8月の県大会への出場も決めた同部。千羽さんと高木さんは「お互いの気持ちを考えながら、最後まで楽しく仲良く頑張りたい」と意気込んでいる。
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