昨年6月にNPO法人若葉台スポーツ・文化クラブ(南宏市朗理事長)が旧若葉台西中学校の図書室を再利用して開館した若葉台市民図書館「SOLA(そら)」(瀧本總一郎館長)。開館から約1年の間に、貸出カードの会員は444人(5月24日時点)、利用者は延べ3350人となり、貸出総数は3428冊に達した。
市民ボランティアスタッフにより運営されている同館はこの1年間にも市民から本の寄贈を受け続け、現在児童書2800冊を含む約9200冊の本が揃う。定期的に横浜市山内図書館=青葉区=から貸出を受けている本も800冊ほどあり、同館事務局長の宮本利行さん(65)は「当初は手探りで借りてきていたけど、1年間で少しずつ利用者のニーズもわかってきた」と手応えを話す。
日ごろからスタッフと利用者との交流は多く「お母さんの子育て相談に乗ったり、小学生にはあいさつを教えたり。利用者とのふれあいも楽しい」と笑顔を見せる。地域のサークルから布絵本などの手作りおもちゃなども寄せられており、小さな子どもの遊び場にもなっているという。
宮本さんは「従来の枠にとらわれず、自由な交流の場にしてほしい。騒ぐのも自由だし、飲食も自由なので」とより多くの利用を呼びかけている。
運営費に課題
同館は運営費の大部分を募金に頼っており「スタートした1年目とは違い、募金は減ると思うので資金の確保が課題。スタッフを増やして多くの開館時間を確保するためにも財政の基盤を整えたい」と宮本さんは意気込みを話した。
6月15日(土)には開館1周年を記念したイベントも行われ、講演「本をめぐる最近の動き」や地域住民によるクラリネットの演奏なども。詳細はSOLA【電話】045・744・5973へ(開館/火・木・土・日/午前10時〜午後4時)。
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