日本の看護教育を学ぼうと、モザンビーク共和国から看護教育に携わる8人の研修生が6月17日から21日まで県立保健福祉大学・実践教育センター(樋川芳夫センター長)=中尾=を訪問。最終日には交流会が開かれ、日本文化を体験した。
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研修生は現地で看護教員や、日本の厚生労働省にあたる保健省の看護担当官を務める8人。(公財)国際看護交流協会が(独)国際協力機構東京国際センターからの委託事業として実施したもの。同センターは保健・医療・福祉分野に従事する人のレベルアップを図る現任教育機関。研修生らは「教員・教育担当者養成課程看護コース」を受講し、日本の看護教育を学んだ。
最終日には研修生らを囲み、交流会が開かれた。学生や職員らは、「日本の健康法」としてラジオ体操や、炭坑節を出し物として披露。研修生らも歌とダンスを披露するなどして会場は終始和やかな雰囲気に。研修生らは「何度も感謝の言葉を伝えたい」などと話していた。
保健省養成部に所属するノティッソ・エルメリンダ・マリア・ド・サクラリオさんは「日本と環境は異なるが、ここで学んだことを構築して現地で生かしたい」と5日間を振り返った。
樋川センター長は「短い研修期間ではあったが、彼らは真剣に講義を受けてくれていた。学んだことを持ち帰って、保健福祉の向上に役立ててもらえれば」と研修生らにエールを送った。
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