2013年の旭区内の救急出動件数が1万1429件(前年比298件増)と過去最多だったことが旭消防署の調べでわかった。救急要請の中には不適正な利用もみられることから、旭消防署では救急医療情報を提供する専用ダイヤルの利用を呼びかけている。
救急出動件数は横浜市内全体でも、一昨年の過去最多を上回る17万3773件(前年比3484件増)。旭区内では1日あたり約31件の出動があった計算になり、内訳は急病が最多の7689件、次いで一般負傷2061件、交通事故777件、その他902件だった。
市内で搬送された人は高齢者(65歳以上)が7万9448人と全体の52・5%を占めており、旭区でも件数の増加は「高齢化の影響は受けている」と分析する。救急要請の中には「ベッドまで行けないから連れて行ってほしい」「倒れてしまったので、起こしてほしい」といった緊急性の低いものもみられるという。旭消防署は「救急隊がすぐに対応できない場合もあるので、今後は区役所など関係機関との連携も視野に入れ、よりニーズに応えていきたい」と話す。
横浜市では救急車を呼ぶ判断に迷ったとき、相談に応じる救急医療情報・相談ダイヤル(#7499)を設けている。救急医療情報のほか、小児救急、産科に分かれており、旭消防署では活用を呼びかける。
火災件数は減少
一方、旭区内の火災件数は54件(前年比6件減)で過去10年間の平均以下という結果が出た。火災件数は減少したが、死者は前年比1人増の3人で、全員が65歳以上の高齢者だったという。旭消防署は「この時期は暖房器具による火災が増加する。電気ストーブは一見安全そうに見えて安易に使用してしまいがちだが、布団などに触れて火災に至るケースもあるので気をつけてほしい」としている。
〈神奈川県後期高齢者医療広域連合からお知らせ〉【75歳以上の方が対象】いざ、健康診査へ!今こそ自分の身体を見つめなおす時 |
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