関東各地で4年ぶりの大雪となった1月22日、旭区内にもさまざまな影響が及んだ。区内を通る保土ヶ谷バイパスは24時間にわたって通行止めとなり、国道16号線では大渋滞が発生。バスや乗用車の事故も各地で相次いだ。
保土ケ谷区から旭区を通って東京都町田市まで至る保土ヶ谷パイパスは、1月22日午後9時から通行止めに。国土交通省関東地方整備局横浜国道事務所によると、積雪や路面凍結による事故の回避や除雪作業を進めるための措置で、翌日23日午後9時まで続いた。西は東名高速道路、東は横浜横須賀道路や第三京浜道路、横浜新道とつながることから、同所の担当者は「高速道路が先に通行止めとなったことでバイパス内に滞留する車両が多く、除雪の妨げになる可能性があった」と話す。
また通行止めの影響で、国道16号線へ車があふれ渋滞を引き起こした。若葉台地区から二俣川地区までの移動に約2時間半かかる例もあり、日常生活にも影響を与えた。
3社が除雪対応
積雪を受け、旭土木事務所では4年ぶりに職員や応急修理工事の契約を結ぶ区内の企業が除雪対応。サン建設株式会社(上川井町)、株式会社住吉(中希望が丘)、有限会社萬代組(南希望が丘)の3社が出動し、丸子中山茅ヶ崎線(中原街道)などの除雪を行った。
坂道で事故
積雪によって、区内では交通事故も相次いだ。笹野台では相鉄バスが電柱に衝突する事故が起こった。旭警察署によると現場は下り坂で停車中の乗用車を避けようとしたところスリップして電柱にぶつかった模様。
また、さちが丘でも下り坂で乗用車3台以上が関係する多重事故が2件発生。22日は人身・物件含め、40件ほどの事故が発生した。
原因は冬用タイヤを装着していないことや、冬用タイヤやチェーンを装着していても制動距離が足らずにぶつかってしまうことが多かったという。同署の担当者は「今後も積雪の可能性はあると思うので、冬用タイヤやチェーンの準備をするほか、降雪の翌日は路面凍結の恐れもあるので注意して」と呼び掛けている。
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