韓国・平昌(ピョンチャン)で先月開催された冬季五輪のスノーボード男子ハーフパイプに出場した市内在住の戸塚優斗選手(16・光明学園相模原高校1年)。予選を10位で突破して決勝に進むも、2本目で着地に失敗して担架で搬送。3本目を棄権したため、初出場の五輪は11位という結果となった。同校の終業式が行われた今月20日、怪我の具合や五輪の感想などを聞いた。
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市沢小学校、西谷中学校(保土ケ谷区)出身の戸塚選手。五輪での怪我について尋ねると「腰と胸の打撲という診断でした。通院で済んでよかったです。ただ、また腰を痛めてしまって」と苦笑い。聞けば、3月初旬に「バートンUSオープン」出場のためアメリカに渡ったものの公開練習で転倒。腰を痛め、本選出場はできなかったという。
初めての五輪の印象は「予選から点数が伸びず、周囲のレベルの高さを感じた。誰もやっていない技に挑戦しないと。次の北京大会に向けて、気づくことの多い大会だった」と振り返る。また、観客の数や注目度の高さに「自然とテンションが上がってしまった」と話す。選手村では仲の良い片山來夢選手や大久保勇利選手らと、夜な夜なゲームに興じていたそうだ。
日本に戻ってきてからはクラスメイトと久しぶりに過ごす日々を送り、近所の人から「お疲れさま」と話しかけられることも。「応援してくれる人の存在は、素直に嬉しいし心強い。また五輪の舞台に立ちたい気持ちも強くなった。今はとにかく滑りたいです」
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