旭区連合自治会町内会連絡協議会・旭区役所・旭消防署はこのほど、「旭区ご近助(きんじょ)マニュアル」を新たに作成した。震災初期の「共助」に関する取り組みをまとめ、いざという時の行動につなげてもらうねらいだ。
マニュアルは大地震発生時に、安全・安心を確保するために区民同士の助け合いを進めてもらうことを目的に作成。大地震の際は行政も被害を免れず、多くの倒壊建物や負傷者が発生すると公的支援の「公助」に限りがあると想定される。そうした中では区民の助け合いによる応急活動が必要となることから、作成に至ったという。
作成に向けては2018年度から区役所と消防署で検討を開始。その後、19年7月に区民も交えた検討会が発足。区役所・消防署が事務局やアドバイザーを担い、連合自治会町内会の会長や防災部長、地域防災拠点運営委員長らが属して検討を重ね、今年3月に完成した。旭消防署総務・予防課の谷本和夫予防係長は「地域の方が中心となり、熱心な議論をしていただいた。旭区の地域防災力が一段と向上するよう区役所と共に取り組んでいく」と話す。
4月上旬に全戸配布
マニュアルには一時集合、安否確認など、6項目に分けて発災時に近隣同士で行うべきことを表記。また、防災訓練の方法も掲載し、日頃の備えにも役立てることができる。検討会の座長を務めた左近山連合自治会の林重克会長は「マニュアルを活用し、日頃から自分たちにできることなどを考え、いざという時に行動し助け合えることを期待している」話す。
完成品は広報よこはまとあわせ、4月上旬に配布された。「とても素晴らしいものが完成し、多くの方に届けたいとの声から全戸配布した」と下田康晴旭区長。現在は区役所総務課窓口で配布しているほか、区役所ホームページからも閲覧することができる。
問い合わせは旭区総務課防災担当【電話】045・954・6007へ。
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