神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
旭区版 公開:2022年1月20日 エリアトップへ

珈琲工場&百屋 フェアトレードを身近に 障害者も袋詰めを担当

社会

公開:2022年1月20日

  • LINE
  • hatena
フェアトレード商品を手にする西山さん(右)とスタッフ
フェアトレード商品を手にする西山さん(右)とスタッフ

 出版社・(株)世織書房(伊藤晶宣代表)=西区=の一部門で、白根に店舗を構える「珈琲工場&百屋」ではフェアトレードのコーヒー豆を扱っている。同店が直接輸入する「フィリピンコーヒーバアヤン村」が昨年12月に仕入れられ、店舗で勤務する障害者も袋詰め作業などを担当している。

 フェアトレードは、開発途上国の製品を適正価格で継続的に購入することで、立場の弱い途上国生産者の生活改善と自立を目指す貿易の仕組み。

 同店舗では、フィリピンコーヒーバアヤン村のほかラオス、ペルー、コロンビア、グアテマラ、東ティモール、キリマンジャロのフェアトレードコーヒー豆を仕入れているほか、紅茶、チョコレート、フェアトレードのスパイスを使った自社製品のオリジナルカレーを取り扱っている。

20年前から豆仕入れ

 珈琲工場&百屋では1990年の創業時から、「まちにあるお店の中で障害のある人に働いてもらい、地域と障害者の距離を縮めよう」と障害者をスタッフとして受け入れてきた。その後、勤務を希望する障害者が徐々に増え、現在は曜日ごとに1日1人、総勢5人が店舗に勤める。各々普段は別の地域作業所に通っており、担当の曜日に出向の形で勤務している。

 今回のフェアトレードコーヒーも、障害のあるスタッフがドリップバッグに計量したコーヒー粉を袋詰めする作業を担当。ラベルデザインは地域作業所・カプカプ川和=都筑区=のメンバーが、フィリピンに生息するヤマネコをイメージし手掛けた。西山哲也販売部長は「フェアトレードが一般的ではない約20年前からコーヒー豆を仕入れてきた。店舗では障害のある人も働いており、弱い立場という点でフェアトレードの意義と通じるものがある」と話す。

旭区・瀬谷区版のローカルニュース最新6

貧困・飢餓撲滅へ 日本の若者たちがチーム設立

「横浜10大ニュース」で2024年を振り返る

「横浜10大ニュース」で2024年を振り返る

投票受付中、抽選でプレゼントも

11月23日

初の「よこはま子ども国際平和シンポジウム」で小中学生ら議論

光と音楽が織りなす横浜冬の風物詩「ヨルノヨ2024」

光と音楽が織りなす横浜冬の風物詩「ヨルノヨ2024」

12月5日から30日、都心臨海部で

11月22日

公園を花で彩る

瀬谷RCと横浜隼人

公園を花で彩る

園芸博に向け機運醸成

11月21日

横浜薬科大と共同研究

県立がんセンター

横浜薬科大と共同研究

「漢方薬」の分野で協力

11月21日

意見広告・議会報告政治の村

あっとほーむデスク

  • 11月21日0:00更新

  • 11月7日0:00更新

  • 10月24日0:00更新

旭区・瀬谷区版のあっとほーむデスク一覧へ

イベント一覧へ

コラム一覧へ

旭区・瀬谷区版のコラム一覧へ

バックナンバー最新号:2024年11月23日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook