全国的に男性用トイレに設置の動きが広がっている、サニタリーボックス(衛生用品を捨てるごみ箱)。旭区役所でも9月から、庁舎内3カ所のトイレに設置された。旭区での設置は、市内18区役所で初となる。
使用済みの生理用品などを破棄するために、これまで女性用トイレに備えられてきたサニタリーボックス。近年、前立腺がんや膀胱がんの治療の影響で尿漏れパッドなどが必要となる男性が増える中、男性用トイレでも設置が求められている。
案内板で周知
旭区では他都市の事例などを参考に今年夏から、サニタリーボックスの設置に向けた準備を進めてきた。市内他区に先駆け、9月から本館3階男子トイレ(個室1カ所)、本館地下1階多目的トイレ、新館1階多目的トイレの3カ所で利用開始。庁舎内の全トイレに、サニタリーボックスの設置場所を案内する表示板が掲示され、利用者への案内を行っている。区担当者によると「まだ利用はないが、設置されている場所を事前に知っていただくことで、外出の計画が立てやすくなるのでは」と話す。
区は今後、11月中旬ごろをめどに、すべての男性用トイレの個室にサニタリーボックスの設置を進めていく考えだ。「まずは、市の施設に設置し、設置の趣旨や意義を広く知ってもらうことで、商業施設など民間施設への設置がさらに進むことを期待しています」と区担当者。
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