二俣川駅南口周辺で工事が進められている、「鴨居上飯田線」(本宿・二俣川地区、さちが丘地区)の一部が3月28日に開通した。さちが丘方面から二俣川駅へ直線でつなぐ道路が完成しアクセスが向上した一方、さちが丘陸橋付近では信号機を撤去し、主導線を変更したことで、新たな混雑も発生した。
「鴨居上飯田線」は、都筑区池辺町から泉区上飯田町をつなぐ都市計画道路。今回、さちが丘から二俣川駅付近までの約990mが開通した。
28日には関係者らが出席し、開通記念式典が行われたほか、地域住民らによる歩き初めなども行われた。開通前、さちが丘方面から二俣川駅へのルートは住宅街に大きく迂回する必要があったが、新たに二俣川駅南口ロータリー付近の下に造られたトンネルを抜ける直線ルートでアクセスできるようになった。生活道に入り込んでいた車が新道に転換することで、交通渋滞の緩和や生活道の歩行者の安全確保などに寄与することが期待されている。
一方、新道ができたことによる混雑も発生した。今回の開通で、厚木街道から、さちが丘陸橋で線路を越えた先の丁字路にあった信号機が撤去。左にカーブして新道につながる主導線に変更された。これまでは丁字路を直進していた車も多く、混乱を避けるため、誘導員を配置するなどの対応が取られた。「主導線の変更を知らず、今まで通り、陸橋側から降りて来て直進する車が多かった。新しい道路の認知が進めば解消されていく」と市道路局担当者は話す。市は今後、新道の開通に伴う道路案内標識などを設置し、さらなる周知を図っていく考えだ。
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