二俣川小学校の「始球式」に参加した、６年生の児童たち＝提供写真
メジャーリーガーの大谷翔平選手が全国の小学校に配布している「大谷グローブ」。区内の小学校24校にも１月末に届き、それぞれで活用を始めている。
二俣川小学校（泉太郎校長）には、１月25日に届き、２月７日に「始球式」を開催。５、６年生の代表児童６人が「大谷グローブ」を使いキャッチボールを行った。
始球式に参加した５年生の寺園琳心（りこ）さんは「父親とキャッチボールした経験があったが、グローブをはめてみて改めてかっこいいと思った。今度はクラスみんなでキャッチボールや野球をしてみたい」と話した。
同校ではその後、授業やクラブ活動などで使用する予定とのこと。泉校長は「各自１回はグローブに触り、使ってほしい。これを機に野球人気が高まってくれたら」と期待を込めた。
体動かす楽しさ知って
中沢小学校（川又美貴子校長）にも１月25日に到着。各学年で、授業の際にキャッチボールで用いているほか、来校した保護者や地域の人たちにも見せているとのこと。川又校長は「グローブが到着して、想像以上に児童たちが興奮し、喜んでいた。大谷選手の威力はすごいと感じた」と振り返った。
同校では、野球のような球を投げる、捕るといった動作を用いる競技をあまり授業で行っていないため、簡単にできるキャッチボールが精いっぱいだったという。
川又校長は「今の小学生はボール投げをする機会が少なく、技能も低下していると感じる。大谷選手からのグローブを機に体の使い方を学んでほしいし、体を動かす楽しさを知ってくれたら」と先を見据えた。
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