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旭区・瀬谷区版 公開:2024年5月30日 エリアトップへ

小島さん夫妻(本郷) 瀬谷の風景「心に留めて」 3日まで 写真と絵画展

社会

公開:2024年5月30日

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旧上瀬谷通信施設周辺の風景を題材にした作品を持つ輝夫さんと翠さん
旧上瀬谷通信施設周辺の風景を題材にした作品を持つ輝夫さんと翠さん

 瀬谷区本郷在住の小島輝夫さん(83)と翠さん(82)が初の「瀬谷の風景二人展」を瀬谷区民文化センターあじさいプラザで6月3日(月)まで開いている。開発が進む旧上瀬谷通信施設や海軍道路周辺の自然の素晴らしさを伝えようと、写真と絵画およそ60点が並ぶ。

 小島さん夫妻は結婚して50年以上。瀬谷区には40年ほど前に移り住んだ。輝夫さんは写真を、翠さんはスケッチ画や油絵などを創作している。

 輝夫さんは登山が好きで、22歳から本格的に山岳写真を撮り始めた。「都会で味わえない山々の素晴らしさ」に惹かれ、働いていた頃は主に国内、定年後はヨーロッパやヒマラヤへ。カメラやレンズ、三脚など10kg近い重さの機材を担ぎ各地を巡った。その作品は著名な山岳写真家の名を冠した「白簱史朗賞」を受賞したほか、専門誌のカレンダーに採用されるなど評価されている。

 小さい頃から絵を描くことが好きだったという翠さん。働いていた会社の絵画クラブに入り、区内に移り住んでからは旧瀬谷西高校を会場にしていたサークル「瀬の美会」で活動した。主に描くのは風景画で、「生き生きとした自然の様子を写真ではなく目で見て、自分なりに表現したい」とこだわる。現在は横浜美術協会と瀬谷区美術協会の会員。

変わりゆく自然

 これまで別々に個展を開くことはあったが、二人展は初めて。企画した背景には、3年後の国際園芸博覧会に向けて工事が進む旧上瀬谷通信施設の周辺や、自宅から近い海軍道路の風景が変化していることがある。「時代の流れもあるからしょうがないけれど、跡地の空の広さ、海軍道路の花々が少なくなりつつあることが寂しくて」と輝夫さん。これまでの美しく個性的な風景を、多くの人に伝えようと展示会を開くことしたという。

 期間中は跡地や海軍道路周辺の風景を題材にした写真と水彩画、油絵など約60点を展示する。「花や緑豊かな四季折々の風景を感じて欲しい」と呼びかける輝夫さん。翠さんも「変わりゆく瀬谷区の自然を懐かしんでもえられば」と期待を寄せる。

 会場は同プラザ(瀬谷駅南口直結)のギャラリーで、午前10時から午後6時(最終日は4時終了)。問い合わせは小島さん【電話】045・301・0007。

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