横浜市は熱中症予防の一環として、市民が外出時に一時的に暑さをしのぐ場所「クールシェアスポット」を開設した。
クールシェアは、東日本大震災後の電力不足への取り組みとして2011年に始まった考え方。環境保全の観点から、各家庭で冷房を使用するのではなく、施設などに集まり涼しさを共有することで節電につなげる取り組みだ。政府は熱中症対策として各自治体に誰もが涼める場所の設置を呼び掛け、横浜でも取り組みが進められている。
健康管理や適切な室内温度調節、気温が著しく高い状況で外出を控えるなどの熱中症対策が基本だが、外出せざるを得ない状況もある。市は冷房設備などが備わる施設を利用することで涼を共有するクールシェアスポットの設置を進め、公共施設のほか、民間施設に協力を求めた。
今年は576カ所が協力し、9月30日(月)まで気軽に涼むことができる。6月24日時点で旭区は54施設、瀬谷区は24施設が登録されている。協力施設は、市のウェブサイトにあるグーグルマップで見られる。
市は9月20日(金)まで、クールシェアスポットの参加施設を募集している。希望者は市のウェブサイトから申請する。
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