旭消防署長を務める 種子田(たねだ) 太郎さん 鶴見区在住 56歳
判断力と準備で笑顔守る
○…出身地の旭区に足を踏み入れたのは約50年振り。幼少期の記憶と異なる部分も多く、今年4月に署長に着任した際は、地理など覚え直すことも多かったという。「温かく受け入れてくれる人々の優しさは今も変わらない。懐かしいこの町を守っていきたい」と決意を述べる。仕事のチベーションは市民からの感謝の言葉。『ありがとう』と言われると、とても嬉しくなるんです」。市民の笑顔を守るために日々職務に当たる。
○…家族や親戚に警察官や自衛隊員などが多く、自然と公務員を志望。「消防士はテレビなどで活躍を見てきたので、憧れていました」。高校卒業後、市の消防職員となり、とっさの判断力や物事を俯瞰する考え方を現場で培った。市医療局への出向時は、新型コロナウイルス罹患者を乗せたダイヤモンド・プリンセス号の対応に当たる。組織間の調整役として、未知の疫病に立ち向かった。
○…子どものころから釣り好き。妻と娘を連れず、1人で釣竿を垂らすのが束の間の楽しみ。「好きが高じて1人用のカヤックや魚群探知機を購入しました。漁師になった気分」と笑う。一瞬のミスが命の危険につながる可能性もあり、情報収集は欠かせない。遊びでも、仕事で鍛えた判断力を活かしている。
○…港北区役所に出向した際、避難経路の確認などをアドバイスした自治会が、東日本大震災時に迅速に避難できたことから、事前準備と地域同士の協力が防災に必要だと考えている。いざという時に備えて地域で訓練を重ねることは大切だとして、「隣近所と絆を結び、備えましょう」と人々に団結を呼びかけている。署員にも日ごろから防災知識を深めるよう指示。命と笑顔を守る方法を模索していく。
〈神奈川県後期高齢者広域医療連合からお知らせ〉【75歳以上の方が対象】いざ、健康診査へ!今こそ自分の身体を見つめなおす時 |
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