地域で奉仕活動を展開する横浜旭ロータリークラブ(RC)。7月1日付けで就任した北澤正浩会長に、新年度の取り組みなどを聞いた。
同クラブは1970年に設立され、現在の正会員数は20人。旭ふれあい区民まつりや旭ジャズまつりなど各種イベントに参加している。
特に力を入れているのが、災害関連の取り組みだ。クラブ内に「災害対策委員会」を設けており、東日本大震災をはじめとする被災地の支援活動を展開。中高生などが参加するチャリティーコンサートは今年度で12回目を迎える。
会長職は2021〜22年度に続いて2度目。前回はコロナ禍の真っ只中だったことから、思うように活動できなかったという。「今回はしっかりと実績を残したい」と気を引き締めている。
新年度はこれまで以上に災害に対する備えを充実させるため、3カ年のプロジェクトを立ち上げた。今年3月に開かれた横浜瀬谷ロータリークラブとの合同例会で、専門家から防災・減災が進むイタリアの避難所体制を学び、大いに触発されたという。
プロジェクトでは旭区など地域が災害に見舞われた際に、被災者により良い避難所環境を提供することを目指す。そのためには商店会や行政、企業などとの連携が必要だとして、つながりを構築していく考えだ。「大きなプロジェクトの1年目。着実に進めていきたい」と意気込む。
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