旭区歯科医師会(江口康久万(やすくま)会長)が7月12日、国立モンゴル医学・科学大学の客員教授で歯学博士の岡崎好秀氏を招いた特別講演を旭公会堂で行った=写真。
同会は子どものむし歯を減らそうと、旭区内の市立の小・中学校を対象にした表彰事業「歯ッピースクール賞」や「歯いい(ハイ)ジャンプ賞」などに取り組んできた。今回の講演は、これまで以上に子どもの歯を守る一助になればと、小児歯科や障がい児歯科の専門家として多方面で活躍する岡崎氏を招くことになったという。
岡崎氏は「こどものくちはふしぎがいっぱい」と題して、口腔機能の発達不全について幼稚園などでの調査結果などを交えて説明。また、乳児に羊の尻尾をくわえさせて歯固めするというモンゴルの習慣を紹介しながら、舌筋の発達や嚥下力を向上させることの重要性を解説した。
当日は同会の会員に加えて一般の来場もあり、江口会長は「分かりやすく、引き込まれる話題ばかり。(来場者も)歯に対する関心を強くしてくれたと思います」と手ごたえを感じていた。
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