国内や海外の町並みなどを題材に1000点以上の水彩画を描いてきた小滝濶(ひろし)さん=瀬谷区二ツ橋町=。77歳の喜寿を迎えたことを記念し、10年ぶり10回目となる個展「ひろしのあの町あの家」を瀬谷区民文化センターあじさいプラザで10月21日(月)まで開いている。
小滝さんが絵を描くようになったのは約50年前。新婚旅行で訪れた北海道・留辺蘂町(るしべちょう)で、電車を待つ間に風景を描いたところ、妻の篤子さんが絵を褒めてくれたことがきっかけだった。
当初は家の周りの風景を題材に自己流で描いていたが、淡い色調が特徴的な画家、安野光雅さんの絵に出合ってからは、町並みや古民家など、「人が紡いできた営みを描きたい」と考えるように。以来、旅先などで見かけた家屋を題材にするようになった。「実際に自分の目で見て、その場で感じた匂いや空気感をこめています」と思いを語る。
ブログも活用
絵画以外にも、太極拳やゴルフも趣味にしている小滝さん。17年間、週に1回更新している自身のブログ「ひろしのあの町あの家」には、作品だけではなく旅先の記憶や思いもつづられており、ブログの絵画カテゴリーのランキングでは、上位に位置する人気ページとなっている。
個展ではブログで紹介した横浜市内や、イギリス、ドイツなどで描いた作品約70点が並ぶ。小滝さんは、「自分の作品を見て、楽しんでもらいたい」と話した。
あじさいプラザは瀬谷駅南口徒歩1分。個展は午前10時から午後6時(最終日は4時終了)。
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