神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
旭区版 掲載号:2014年4月17日号 エリアトップへ

聖マリアンナ病院 神奈川DMATに指定 災害医療体制の強化へ

社会

掲載号:2014年4月17日号

  • LINE
  • hatena
聖マリDMATのメンバー
聖マリDMATのメンバー

 聖マリアンナ医科大学横浜市西部病院(田口芳雄病院長)=矢指町=が3月27日付で神奈川DMAT(災害医療派遣チーム)に指定された。同院を含めた10病院が新たに指定されたことで、県内33すべての災害拠点病院がDMATを保有することになった。

 DMATとは災害発生から48時間以内の急性期に活動できる機動性を持った災害派遣医療チーム。専門的な訓練を受けた医師・看護師・調整員で編成される。災害現場でのトリアージや医療情報の収集・発信、県域を超えた広域医療搬送などを行い、医療救護体制の強化を図る。

 チームは県内で震度6弱以上の地震または、傷病者20人以上の発生が見込まれる災害時に知事の判断で出動。他の都道府県の災害に関しても、派遣要請があり知事が必要と判断した場合には派遣される。

 2011年に発生した東日本大震災を受け、12年3月に厚生労働省医政局長は通知を出し、災害拠点病院は今年3月までにDMATを保有することが義務化された。これにより、市内では13、県内では33の病院が神奈川DMAT指定病院となった。

2隊目も視野に

 聖マリアンナ医科大学横浜市西部病院では救命救急センターの桝井良裕センター長=写真中央=をリーダーに、医師の松森隆史さん、看護師の太田直美さん、小澤美津子さん、調整員の田中勇太さんの5人で編成。今後は国や地区が行う訓練などにも参加していく。

 東日本大震災時にも市の要請を受け、被災地へ赴いた桝井センター長は「災害時は患者の数と医療に必要な資源に差が出る。見極めが問われる」と話す。今後は組織として携わることで、より高い機動力が見込めるという。

 また、「地震などの災害に目が行きがちだが、傷病者が多い事故は日常でも起こり得る。DMATは重要なチーム」と話していた。同院では2隊目の編成も視野に入れているという。

旭区・瀬谷区版のトップニュース最新6

独自弁当で地産地消PR

横浜瀬谷高校2年生

独自弁当で地産地消PR

地域から食の重要性学ぶ

11月21日

イラストが年賀状に採用

万騎が原郵便局北瑛理奈さん

イラストが年賀状に採用

桜が新春を彩る

11月21日

小型バスの定期運行開始

本宿東部・川島町西地区

小型バスの定期運行開始

交通空白地帯救うか

11月14日

101歳、舞台で熱唱

佐竹波奈世さん(阿久和東)

101歳、舞台で熱唱

文化祭を盛り上げる

11月14日

40周年へ来館増図る

瀬谷図書館

40周年へ来館増図る

10日に大人向け朗読会

11月7日

参加15年、初の市大会2位

旭区代表自衛消防隊

参加15年、初の市大会2位

「小型ポンプ操法」部門

11月7日

意見広告・議会報告政治の村

あっとほーむデスク

  • 11月21日0:00更新

  • 11月7日0:00更新

  • 10月24日0:00更新

旭区・瀬谷区版のあっとほーむデスク一覧へ

イベント一覧へ

コラム一覧へ

旭区・瀬谷区版のコラム一覧へ

バックナンバー最新号:2024年11月27日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook